自作ソーラーの架台DIY|G-Funで10万円・台風対策までやった実体験

ソーラーパネル・架台

リード|結論先出し

パネル選びの記事(→パネル選びの記事)で「架台はアルミで自作、10万円かかった」と書いた。今回はその深掘り。何を使って、どう組んで、どう固定して、台風は大丈夫なのか。そして10万円かけて後悔してないのか――全部正直に書く。

先に結論を言うと、俺は後悔してない。理由は最後に書くけど、市販の固定架台にはない「季節でパネルをずらせる」自由度があるから。

G-Funで自作したソーラー架台の構造 地面に置くだけ。でも「ブロックの穴」+「壁ぴったり」で飛ばない 家の外壁 地面(庭)|埋めずに置いてるだけ ソーラーパネル ●=専用コネクタ(溶接いらずで組める) ①ブロックの穴に脚を通す (ブロックも土に埋めてない) ②壁にほぼ隙間なく寄せる → 倒す向きの風が入らない ③念のため1箇所だけビス留め(ズレ止め) ブロックの穴に脚を通す+壁にぴったり寄せる=地面置きでも飛ばない 自作ソーラーラボ|jisaku-solar.com

なぜG-Funを選んだか

使ったのはG-Fun(ジーファン)のNシリーズ、28mm径。SUSというメーカーのアルミパイプ構造材で、パイプを専用のコネクタ(ジョイント)で繋いで組み立てるDIY向けの素材。

選んだ理由:

  • アルミだから軽くて錆びない。屋外設置でも安心
  • 強度が十分。ソーラーパネルを載せても問題なし
  • 溶接いらずで組める。専用コネクタで繋ぐだけなので、好きな形に組める自由度が高い

買い方のコツ:G-Funは公式HPとホームセンターの両方で買える。HPで買うと、指定した長さにキレイにカットしてくれるのが便利。自分でパイプを切る手間が省けるし、切り口もきれい。


使った部材と費用

主な部材はこんな感じ:

部材内容費用の目安
G-Fun Nシリーズ 28mmパイプ本体大半(材料費の主役)
専用コネクタ各種パイプを繋ぐジョイントG-Fun本体に含む
コンクリートブロック土台用(1個300円くらい)×6個約1,800円
ビス固定用約500円

材料費はトータルで約10万円。大半がG-Funのパイプとコネクタで、ブロックとビスは数千円程度。アルミ構造材は品質が高いぶん、それなりの値段はする。


組み立て:高さがあって結構大変

正直、組み立ては結構大変だった

  • 高さのある架台なので、作業が大掛かりになる
  • 完成まで2日かかった
  • パネルが重くて1人じゃ載せられない。架台に合わせながらビス留めするので、2人作業がほぼ必須
  • ただし、特殊な工具はいらない(コネクタとビスで組めるので、基本的な工具でOK)

一番ありがちな失敗が「1人でやろうとしてパネルで詰む」パターン。パネルは想像以上に重いし、架台に合わせて押さえながら留める作業は1人だと無理がある。設置の日は手伝いを確保しておくのが正解。


固定方法:ブロックの穴+壁ぴったり+1箇所ビス

庭の架台、実は地面に置くだけ。土に埋めたりアンカーでガッチリ固定したりはしてない。じゃあなんで飛ばないかというと:

  • ブロックの穴に脚を通す:エアコン基礎用のコンクリートブロック(これも土には埋めてない)の穴に、架台の脚を通してる。これで横ズレや飛ばされを防ぐ
  • 家の壁にほぼ隙間なく寄せる:架台と外壁の間がほとんどない。だから、架台を倒す方向(壁から外へ押し出す向き)の風が入り込まない
  • 念のため1箇所だけ壁にビス留め:完全固定じゃなく、ズレ止めとして1点だけ壁に留めてる

風って、壁との隙間に入り込んで煽るもの。でもうちは隙間がないから、倒す方向の力がそもそもかかりにくい。そこに1箇所のビス留めを足して、地面に置くだけでも安心できる感じ。

角度は変えられない。でも”位置”はスライドできる 角度を起こすと隣の敷地に入るので固定。同じ角度のまま動かせる=夏は日よけに ※ 左右のパネルは「同じ角度」。違うのは”位置”だけ 通常の位置 位置をスライド 夏:日よけの位置 ↑ パネルの下に日陰ができる 角度は隣の敷地の都合で変えられない。でも位置はスライドできる =市販の固定架台にない、自作の強み 自作ソーラーラボ|jisaku-solar.com

台風・強度:今のところ問題なし

台風や強風が来ても、今のところ問題なし。飛ばされたり歪んだりはしてない。G-Funのアルミ構造材は、見た目以上に頑丈。

ただ、設置から時間が経ってきたので、そろそろ全体を点検しようと思ってる。アルミとはいえ、ビスの緩みやコネクタのへたりは経年で出る可能性があるので、定期点検は大事。「付けたら終わり」じゃなく、台風シーズン前にひと通り見るクセをつけるといい。


コスパは?市販架台との比較

材料費10万円。市販のソーラー架台セットは2〜4万円台で買えるので、コスパだけ見れば市販の方が安い(→パネル選びの記事でもそう書いた)。

じゃあなんで自作したのか、後悔してないのか――次の章で。


それでも後悔してない理由|”スライドできる”自由度

結論から言うと、後悔してない。理由は「季節でパネルをずらせる(スライドできる)」から。

正直に言うと、うちは角度そのものは変えられません。角度を起こすと隣の敷地に入っちゃうので、角度は固定。でも、G-Funの架台はコネクタを緩めれば、同じ角度のままパネルの位置をスライドできる。これが地味に効きます:

  • :パネルをずらして日よけとしても使える(庭に日陰ができて一石二鳥)
  • 日差しや用途に合わせて、置き位置を微調整できる

市販の固定架台だと、一度付けたら一切動かせない。でも自作なら、角度は固定でも位置は動かせる。この自由度が、10万円の価値だと俺は思ってる。

つまり住み分けはこう:

  • 安く済ませたいだけ → 市販架台(2〜4万円)
  • 自分の庭に合わせて柔軟に使いたい・季節で調整したい → 自作(G-Fun等)

「コスパか、自由度か」。そこをどう取るかで答えが変わる。


これから架台を自作する人へ

  • 素材:G-Funみたいなアルミパイプ構造材は、溶接いらずで組めて自由度が高い。HPでカット指定すると組み立てがラク
  • 人手:パネル載せは2人作業。1人でやろうとしない
  • 固定:ブロックの穴に脚を通す+壁にぴったり寄せると、地面置きでも飛びにくい。広い場所で壁が使えないなら、重しやアンカーで飛ばない工夫を
  • 点検:付けっぱなしにせず、台風シーズン前に定期点検を
  • コスパか柔軟性か:安さなら市販、季節で動かしたいなら自作

架台は地味だけど、ソーラーの土台。ここがしっかりしてないと、せっかくのパネルも安定しない。予算と目的に合わせて選んでほしい。


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