リード|結論先出し
パネル選びの記事(→パネル選びの記事)で「架台はアルミで自作、10万円かかった」と書いた。今回はその深掘り。何を使って、どう組んで、どう固定して、台風は大丈夫なのか。そして10万円かけて後悔してないのか――全部正直に書く。
先に結論を言うと、俺は後悔してない。理由は最後に書くけど、市販の固定架台にはない「季節でパネルをずらせる」自由度があるから。
なぜG-Funを選んだか
使ったのはG-Fun(ジーファン)のNシリーズ、28mm径。SUSというメーカーのアルミパイプ構造材で、パイプを専用のコネクタ(ジョイント)で繋いで組み立てるDIY向けの素材。
選んだ理由:
- アルミだから軽くて錆びない。屋外設置でも安心
- 強度が十分。ソーラーパネルを載せても問題なし
- 溶接いらずで組める。専用コネクタで繋ぐだけなので、好きな形に組める自由度が高い
買い方のコツ:G-Funは公式HPとホームセンターの両方で買える。HPで買うと、指定した長さにキレイにカットしてくれるのが便利。自分でパイプを切る手間が省けるし、切り口もきれい。
使った部材と費用
主な部材はこんな感じ:
| 部材 | 内容 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| G-Fun Nシリーズ 28mm | パイプ本体 | 大半(材料費の主役) |
| 専用コネクタ各種 | パイプを繋ぐジョイント | G-Fun本体に含む |
| コンクリートブロック | 土台用(1個300円くらい)×6個 | 約1,800円 |
| ビス | 固定用 | 約500円 |
材料費はトータルで約10万円。大半がG-Funのパイプとコネクタで、ブロックとビスは数千円程度。アルミ構造材は品質が高いぶん、それなりの値段はする。
組み立て:高さがあって結構大変
正直、組み立ては結構大変だった。
- 高さのある架台なので、作業が大掛かりになる
- 完成まで2日かかった
- パネルが重くて1人じゃ載せられない。架台に合わせながらビス留めするので、2人作業がほぼ必須
- ただし、特殊な工具はいらない(コネクタとビスで組めるので、基本的な工具でOK)
一番ありがちな失敗が「1人でやろうとしてパネルで詰む」パターン。パネルは想像以上に重いし、架台に合わせて押さえながら留める作業は1人だと無理がある。設置の日は手伝いを確保しておくのが正解。
固定方法:ブロックの穴+壁ぴったり+1箇所ビス
庭の架台、実は地面に置くだけ。土に埋めたりアンカーでガッチリ固定したりはしてない。じゃあなんで飛ばないかというと:
- ブロックの穴に脚を通す:エアコン基礎用のコンクリートブロック(これも土には埋めてない)の穴に、架台の脚を通してる。これで横ズレや飛ばされを防ぐ
- 家の壁にほぼ隙間なく寄せる:架台と外壁の間がほとんどない。だから、架台を倒す方向(壁から外へ押し出す向き)の風が入り込まない
- 念のため1箇所だけ壁にビス留め:完全固定じゃなく、ズレ止めとして1点だけ壁に留めてる
風って、壁との隙間に入り込んで煽るもの。でもうちは隙間がないから、倒す方向の力がそもそもかかりにくい。そこに1箇所のビス留めを足して、地面に置くだけでも安心できる感じ。
台風・強度:今のところ問題なし
台風や強風が来ても、今のところ問題なし。飛ばされたり歪んだりはしてない。G-Funのアルミ構造材は、見た目以上に頑丈。
ただ、設置から時間が経ってきたので、そろそろ全体を点検しようと思ってる。アルミとはいえ、ビスの緩みやコネクタのへたりは経年で出る可能性があるので、定期点検は大事。「付けたら終わり」じゃなく、台風シーズン前にひと通り見るクセをつけるといい。
コスパは?市販架台との比較
材料費10万円。市販のソーラー架台セットは2〜4万円台で買えるので、コスパだけ見れば市販の方が安い(→パネル選びの記事でもそう書いた)。
じゃあなんで自作したのか、後悔してないのか――次の章で。
それでも後悔してない理由|”スライドできる”自由度
結論から言うと、後悔してない。理由は「季節でパネルをずらせる(スライドできる)」から。
正直に言うと、うちは角度そのものは変えられません。角度を起こすと隣の敷地に入っちゃうので、角度は固定。でも、G-Funの架台はコネクタを緩めれば、同じ角度のままパネルの位置をスライドできる。これが地味に効きます:
- 夏:パネルをずらして日よけとしても使える(庭に日陰ができて一石二鳥)
- 日差しや用途に合わせて、置き位置を微調整できる
市販の固定架台だと、一度付けたら一切動かせない。でも自作なら、角度は固定でも位置は動かせる。この自由度が、10万円の価値だと俺は思ってる。
つまり住み分けはこう:
- 安く済ませたいだけ → 市販架台(2〜4万円)
- 自分の庭に合わせて柔軟に使いたい・季節で調整したい → 自作(G-Fun等)
「コスパか、自由度か」。そこをどう取るかで答えが変わる。
これから架台を自作する人へ
- 素材:G-Funみたいなアルミパイプ構造材は、溶接いらずで組めて自由度が高い。HPでカット指定すると組み立てがラク
- 人手:パネル載せは2人作業。1人でやろうとしない
- 固定:ブロックの穴に脚を通す+壁にぴったり寄せると、地面置きでも飛びにくい。広い場所で壁が使えないなら、重しやアンカーで飛ばない工夫を
- 点検:付けっぱなしにせず、台風シーズン前に定期点検を
- コスパか柔軟性か:安さなら市販、季節で動かしたいなら自作
架台は地味だけど、ソーラーの土台。ここがしっかりしてないと、せっかくのパネルも安定しない。予算と目的に合わせて選んでほしい。


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